woodrops’s blog

癒しの木のしずく。手づくりの木工品を山小屋の工房で制作する日々をつづります。

2021-01-01から1年間の記事一覧

今年しめくくりの仕事

先日、クリスマスの日は今年最後のイベント出展でした。たくさんの方々からお声をかけていただき、楽しいときを過ごすことができました。 その際に、以前カッティングボードをご購入いただいた方から「菓子切り」のご注文をいただきました。再度のご依頼。 …

根瘤のキーホルダー

赤松の根をいただきました。私のために取ってきてくれたそうです。 そして、私の仕事の材料になるかもしれないからと、剪定した庭木を取っておいてくれました。栗、桜、椚です。 赤松の根は、ほとんどが朽ちていましたが、根瘤の中に使えるところを探し出し…

アクセサリーの制作

大きなものは作らない。 小さく始めて小さく終わる。 そんな気持ちで木工の仕事に入ったのは3年前。 年齢なんて関係ないと言われるかもしれないけれど、もうすぐ60歳。 この仕事を楽しめるのはもう10年ほどかな? 大きなものに投資しても使いきれない。 小さ…

ストーブの季節

早12月。埃をかぶっていた、薪ストーブをとりあえず 掃除して使い始めました。 割った薪の6〜7本あれば、夕方からの暖をとりオーブンで夕食を作るのには充分。 それ以上焚くと熱い! 熾火になって弱まってきたころ少しだけ焚べます 自分で時間を使える自由 …

晩秋の色

工房の周りもいよいよ晩秋。春もきれいですが、この季節もまた美しい色合いです。 心落ち着くとはこのことでしょう。 先月末に父が他界し、いろいろとやるべきことが多く当然ですが、制作はあまりできませんでした。 残された母の ぽつんとした後姿を見なが…

秋の虫

重たいものを持ったらいけないのは重々承知の身の上です。ときどき腰を痛めてしまうからです。わかってはいるのですが、やはり、持ち上げなくてはいけないときもあるものです。 今回はなかなか痛みが治りません。 来月のヨコハマハンドメイドマルシェに向け…

いつの間にやら彼岸花

雨の続く9月だなと思っていたら台風です。 先日、久しぶりの太陽に誘われて 川辺に降りると彼岸花。 あちこちに咲いていました。 手元ばかり見ていてあまり周りの景色を見ていなかったかな? 季節の移り変わりを感じさせてくれるものがたくさんある幸せ。 作…

夏の終わりのオーダード-2

私の山間の工房には、時々お客様が訪ねてきます。こんなご時世なので、本当にときどき。 7月の終わり埼玉県に緊急事態宣言が出される前のこと東吾野駅のそばにあるカフェ「kinoca」さんに置いてある私の作品を見て工房まで訪ねて来られた方。木のしずくを気…

夏の終わりのOrdered

いろいろあった今年の夏 いよいよ終わりに近づいてきました。 緊急事態宣言 オリンピック 家で過ごす夏休み。 パラリンピックはこれからか…。 35年間続けてきた 大学時代からの仲間たちとの夏のキャンプ 今年、初めての中止にしました。 子供たちが成長し、…

ホタル

アルバイトをしてその足で工房へ。車で20kmほどの道のり。遅番なので到着は夜の9時過ぎです。 小屋に着くとときどき鹿が逃げて行く後ろ姿を見かけます。 バタバタと荷物を下ろし真っ暗な部屋に灯りをつけ窓を開けたりカーテンを閉めたり。 たまに大きなクモ…

梅雨入りしました

よく雨が降ります。 夕方になると激しい雨が降った数日前都内では洪水警報の出た地域もありました。 しかし、ここは上流というより、源流。少し水嵩が増したかな?というくらいです。 ここから歩いて1時間ほどで、川の初めの一滴にたどり着きます。美味しい…

薄暮のとき

私の工房は山に囲まれた所にあります。 側を流れる川は源流に近く小さな谷間です。 川がゆっくりと曲がりその谷が少し開けているのでぽっかりと空が見えて日当たりも少しだけいいのが嬉しいです。 朝、夜が明けてもお日様が出るのはゆっくりです。 夕方、山…

トゥールーズと愛媛

トゥールーズはフランス南部にある都市。赤煉瓦の街並みが美しく、バラ色の街と呼ばれているそうです。行ったことはありませんが、聞くだけでうっとりする形容です。 愛媛はご存知、四国の県。瀬戸内、温泉、愛媛みかんと、これまた、聞くだけでホッコリと心…

オニグルミの皮を剥ぐ

言葉だけ聞くとなんだか恐ろしいことをしているようです。 工房の側に悠々と枝を広げるオニグルミの木。 毎年、たくさんの実をつけ ときどきリスもやって来ます。 ゴッソリ拾って行く人もいますがそれでもいっぱい地面に残ります。 私も少し拾うのですが、殻…

春の風にのって

新緑の梢を渡ってくる風が爽やかです。 花が咲き葉が茂り虫が舞う 春の風は いい香りです。 ときどき吹く強い風を切るようにツバメが飛び交います。 小さな体だけれど風に負けない形なんだなぁ。 窓辺の梅の枝には可愛らしい実が膨らんでいます。 すぐ隣のク…

ウグイスの聞きなし

日に日に新緑が増していきます。花開く春の始まりもいいですが、緑色が湧き立つこの時期も心躍ります。 藪の中で鳴いていたウグイスが葉が茂り始めた梢にも出てくるようになりました。 あまり姿を見せない鳥ですが、鳴き声はあちらこちらからよく聞こえます…

奥武蔵では桜が満開です。

都心より2度ほど気温が下がる、ここ奥武蔵。 サクラの花が見事に咲いています。 この春、WOODROPSという屋号で木工品の制作と販売を始めて、2年が経ちました。 新たな展開を期待した2年目は丸々、新型ウィルスの禍いで、発表の場が激減! しかしその分、作品…

ヒノキの根っ子の物語

上に上にと伸びてゆく幹。太陽の光を受けようと葉をつけて広がる枝。支えとなり水を吸い上げる根。 ヒノキの根っ子を林業の方から分けていただきました。 大きな木になればなるほど木の根も大きい。それを掘り出すのは容易なことではないのです。 ヒノキなど…

窓外の梅が咲いています

泡が弾け飛ぶかのように咲き誇った杏の花。 続いて、咲き始めた梅の花。 少しだけ枝を整えたので、 数年前は野生のように咲いていた花も、心もち大ぶりになった気がします。 窓のすぐ側なので、 さまざまな鳥たちがやって来るのが、 よく観察できます。 メジ…

杏の花が咲いています

ここのところ、晴れの日が続いています。山小屋のあるこの辺りは、麓の町より2度ほど気温が下がります。 杏の花が五分咲きとなり、可憐な白い花が青空に映えています。 花が咲くと、心がふわっと和らぐのはなぜでしょうか? 花に集まる虫たちも、同じように…

木屑まみれのタンポポ

新しい年が始まりました。ウィルスの猛威に怯えつつではありますが…。 今日、健康な自分には明日、健康に過ごせるための努力ができる。 大変な思いをしている人たちを想うことができる。 家族の笑顔を見ることができる。 黙々と木を削ることができる。 いつ…