私の山間の工房には、時々お客様が訪ねてきます。
こんなご時世なので、本当にときどき。
7月の終わり
埼玉県に緊急事態宣言が出される前のこと
東吾野駅のそばにあるカフェ「kinoca」さんに置いてある私の作品を見て
工房まで訪ねて来られた方。
木のしずくを気に入っていただき、
いろいろな木の種類を見てみたいとのこと。
工房の机に並べたさまざまな木のしずく
木目も違えば、重さや手触りも違います。
楽しそうに触り比べをしていただき、
「ヤマザクラにします。」
と、ご注文いただきました。
やはり、自分の感性と合うものって
あるのだと思います。
仕事場の机の上に置いて
ときどき触って癒されたい、とのこと。
私が作品に込める思いそのものです。
そこに共感していただけたことが
作り手として何より嬉しいこと。
期待に応えられるよう、作りました。
これは送っていただいた画像です。
オーダー品は、ご依頼主を思い浮かべながら作る楽しさがあります。
ときどき
触っていただけると嬉しいです。
川のせせらぎや
森の木々を通り抜ける風の音
鳥たちの声
夏の日差し
ときどきやってくるシカの眼差し
クルミの木を駆け上がるリスの姿
たくさんたくさん
詰め込んでいます。