5月20.21.22日(金.土.日)に出展した
『飯能ものづくりフェア』
工房のある地元でのイベントです。
たくさんの出会いがありました。
少しだけ紹介します。
出展者の中では、ダントツで小さな我がブースの、客寄せパンダにと持ち込んだ、花器「ゆらぎ」。
初日のオープンと同時にお越しいただいたご夫妻が、しばらく相談の後、お買い上げ!
えっ❗️ 始まって5分で1番の大物が。
しかも、初めての出展会場で多少手間取り、まだ準備中。
あたふたする私を前に、ゆるりと余裕の笑顔のご夫妻。
領収書はここで、と渡された名刺は、都内のお寺の肩書。
御住職様とのこと。
ゆるり笑顔に納得。
こちらは、立ち去られる後ろ姿に合掌…
なんて余裕もなく、
ああっ!
私の名刺を渡すのを忘れた〜❗️
大物が出て行く時は重なるもので、
午後にいらした男性。
私の木のしずくを気に入っていただいたようで、
あれやこれや、撫で回し
さんざん褒めてくれて
さんざん首を捻って、
いや、やっぱこっちかな?
しばらくどこかへ行かれて
また、いらして
また、撫で回して
また褒めて
やっぱり首を捻って、
やっぱりこれ!
と、1番大きな木のしずくをお買い上げ。
滅多に売れないサイズなので、
普段は看板がわりの一品でした🤗
1日目最後のお客様は、
地元飯能の某有名温泉旅館の法被姿。
この日は議員さんやらいろいろいらしていたので、
ご招待のお客様だったのかもしれません。
若旦那らしき方が、
「木のものを置いておくと、お客さんが喜んでくれるんですよ〜」
と、木のしずくをお買い上げ。
しかも、
「並べて置いた方が、いいでしょ? これ。」
と、大小取り混ぜて3個。
「領収書はここで」と法被をピシッ。
ん〜、さすが。
キマってました。
2日目は雨混じり。
これで上がったかな?
と思った昼下がり、
急に激しい降雨。
ちょうどその時に
「やっぱり戻って来ました」
と、ずいぶん前に一度いらした、若いご夫婦。
一輪挿しを気に入っていただいたようで、
「私はこっちかな」
「俺はこっちもいい感じ」と
頭をブーステントに入れたまま、ご相談。
濡れちゃうから身体ごと入ってください!
と、ブース内にお誘いするも、
「大丈夫です」と笑顔。
そして、相談。
申し訳なくて、私はハラハラ。
相談がなかなかまとまらなくて、
更に、ハラハラ。
最後に、女性の意見を優先させて決定。
素敵なご主人でした。
お帰りの頃にようやく雨は弱まりました。
3日目は爽やかな空。
たくさんのお客様にお越しいただきました。
1番印象に残ったのが、
お若いカップル。
男性は日本語があまり理解できないようで、
女性がずっと、私との会話を通訳してご説明いただきました。
スペイン語だそうで、女性は日本の方のようでしたが、ペラペラ。
いろいろ、木のこと、作品のことについて話しをした後、
木の器をひとつお買い上げ。
ありがとうございます。
と、手渡すと、
「私たち、結婚して5年目なんです。木婚式だそうで、木のものを記念に選びました。」
と、笑顔。
うわっ❗️❗️❗️
と、声が出そうなくらい、
感動。
私の木の器を選んでいただけるとは。
その日は、
その後、
ふんわりと
いい気持ちでした。
しかし、
結婚5年目が木婚式と知らなかったです。
木工作家としてはお恥ずかしい限りです。