「ゆらぎ」とは物理学的にはたいへん難しい定義のようです。
自然の中における「ゆらぎ」とは、規則性のない空間的・時間的な変化や動きのことを指すようです。
常々、身の回りの事象に接し
感じつつ
思います。
木々の梢にたくさん咲く花も、
よく見ると全く同じ形ではないし
風に揺られて
また微妙に形を揺らすのです。
そして、時とともに
蕾から開花し
やがて散ってゆきます。
これこそが
自然なのでしょう。
変化があるから
喜びも
不安も
感じるのかもしれません。
この度、
新しい作品に取り組み始めました。
花器 『ゆらぎ』シリーズです。
1. 花器 ゆらぎ「水音」
2. 花器 ゆらぎ「風音」
材料はクスノキです。
花を生ける水盤のカバーとして使います。
柔らかな形の変化の中に、木材のクスノキの色と年輪が景色となり、心地よいゆらぎを感じていただけると嬉しいです。
2022年3月5日(土)・6日(日)
10:00〜18:00
第二回 東京十二木展
『花と木のある森を想う暮らし』
に出展します。