woodrops’s blog

癒しの木のしずく。手づくりの木工品を山小屋の工房で制作する日々をつづります。

ほのぼの3人組

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昨日のこと。

いつものように、工房の玄関前の小さな作業場で、コリコリと木を削っていたときです。

30Mほど離れたお隣の家のシバ犬くんが吠えました。

ここのお宅は昔から住んでいらっしゃる地元の方。お庭のシバくんが吠えてくれることで、近くに人が来たことがわかります。

ま、その声をちゃっかり頼りにしている私がいるわけですが…。

で、吠えるので、目を向けると、30Mほど向こうの国道の歩道を歩く3人の子どもの姿。小学校3年生というところか。男の子2人に女の子ひとり。何か元気にお喋りしてる。

私と目が合うと、「こんにちは〜」と驚くほど元気な挨拶をしてくれる3人組。

私も作業の手を止めて、立ち上がり、振り向きざまに手を振って「こんにちは〜」と。田中邦衛さんのような感じで。

全身、木の粉だらけの私を見てか、興味深げにこちらを見てる。

しばらくの沈黙の後、ひとりの男の子が、片手に持った1束のショカツサイを振り上げて、「これ、とってきました〜!」

なんでそんなものとってきたのだろう?

と、思いながらも、「それは、ショカツサイだよ〜」と、私が大声で言うも、聞こえない感じ。

お互いになんて言った?と、子どもたちが顔を見合わせているのが動きでわかる。

もう一度言おうと、2、3歩近づくと、女の子の表情がさっと曇った。

そうだ、正解。

知らないオジサンには気をつけなきゃいけないし、コロナ禍の今は2M以内に近づいてはいけないのだ!

まあ、まだ25Mほどあるが…。

気づいた私も足を止めて、もう一度その場で、

「それはね〜、ショカツサイだよ〜!」

と叫ぶも、そもそもショカツサイと言うことば自体、???かもしれない。

また顔を見合わせている。

ほんとだったら、もっと近づいて話をしたいところだけど、しょうがないので

大きく手を振って、「バイバイ〜❗️」

と私が言うと、

男の子2人は、粉だらけで何かの作業をしていた私に興味があったのかもしれない、えっ、何で?という顔をしたものの、

「バイバイ〜‼️」と、私より大きな声で返してくれ、ショカツサイを振り上げて歩いて行きました。

この辺りの子どもたちはスクールバスで通学。その学校は臨時休校。

きっと、親御さんに断って散歩にでも出たのでしょう。

めったに出会わない、私を見かけ、挨拶してくれたのかなぁ?

なんだか、ものすごく

ほのぼの。

嬉しかったなぁ。

この子たちのためにも、

平穏な明日を願います。

その後、

近所の方が、「はい、コゴミ」

と、持ってきてくれました。

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