woodrops’s blog

癒しの木のしずく。手づくりの木工品を山小屋の工房で制作する日々をつづります。

爆笑小判焼き

はじめに言っておきますが、
話は長くなります。


昨秋、父が他界し
残された87歳になる母を自宅近くへ
迎えることになりました。


サービス付き高齢者向け住宅
いわゆる「サ高住」
初めて知る言葉でした。


狭いワンルームなので
母が持って来る荷物の半分くらいは
私の自宅に保管する事に。
布団や服など、
季節で入れ替えの予定です。


と言っても
それらの荷物を置く場所が必要。
自宅のロフトや押入れなど片付けて、
私が以前使っていた
油彩画の額や木枠など
ごっそりと、
某美術系大学の学生さんたちに
寄付することにしました。


母の引っ越しのタイミングに合わせて
車での行きに寄贈品を大学へ
帰りに母の荷物を自宅へ
という作戦。


木々に囲まれた良き環境の
その大学では、
知人である教授が出迎えてくれました。


2人で荷物を降ろした際に
「地元のです」と、
お礼にといただいた手提げ袋。


細長いので、てっきり
地酒だろうと、
思いこんだ訳です。
よくあるお土産用の
小さな方の瓶。


なぜって、
細長い紙袋だし
ずっしりしてるし
彼が、2度ほど
私の工房に遊びに来てくれた折には
毎回、手土産にと
お酒を持って来てくれたから…。


さて、母と
たっぷりの荷物を詰め込んで
帰宅。


荷物を降ろして、
最後に出てきたのが
例の紙袋。


順序から言って
そうなるのです。


力仕事でくたびれていたので、


あ、そうそう。
これいただいたんだった。
後で一杯やろう!!
とワクワクする訳です。
順序から言って。


母ひとり分と言っても

結構な量の荷物を
減らして減らして
喧嘩して
ぎゅうぎゅうにして
我がSUVの荷室に
詰め込んで来たのです。


出てきたのは、
押されて押されて
ぺったんこになった袋。
???
ん??


酒はどこ?
袋から出ちゃってる?
いや、
車の荷室にはもう
何も残ってないよ?


と、部屋で袋の中身を見ると
平たい紙包
老舗っぽい屋号が書いてある。
和菓子屋さん?


昔風の竹皮っぽい包を
開けてびっくり
小判焼き。


しかも、ごっそり。


ホントは小さ目の今川焼
しかし、不可抗力により
程よく圧がかかり、


ホントにホントの
小判焼き❗️


大笑いしながら
母と
美味しく頂きました。


とさ。

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