woodrops’s blog

癒しの木のしずく。手づくりの木工品を山小屋の工房で制作する日々をつづります。

カリンバ

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木を使って、音が出るものを作ろうと考えることがあります。


楽器というより、木魚や音の出るオブジェのようなもの。


「目で見る」だけでなく、「手触り」や「耳で聞く」作品も有りなのだろうなと。


いろいろ考えたりスケッチしたりする中で、出てきたひとつがカリンバです。

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アフリカの民族楽器的なものを作りたいのですが、鍵盤が自分で作らないと手に入らない!


そこで、カリンバを演奏し、教えている方に相談して、とりあえずカリンバの試作品を作ってみることとなりました。


そこに、カリンバの先生のお知り合いのイラストレーターの方が、絵付けをしてみたいということになり、地元のヒノキで作ってみました。

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もっと大きな本格的なのも制作途中で、なかなか初めに作ろうと思ったところへはたどり着いていないのですが、いろいろと繋がりと広がりはできているので、楽しみです。

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梅折れる!

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久しぶりに出た大雪警報の日がありました。


当然、その日は仕事を見合わせて自宅待機。


雪が溶けた頃、工房に行ってみたら、
窓が明るい。


ん?f:id:woodrops:20240229135207j:image
何か違う…。


気付くまでに
しばらく時間がかかりました。


毎年、窓から楽しめる梅の花

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その梅の木が根本からボキリ!!
老木の上、古い枝折れ跡から、かなり幹が傷んではいました。
残念。


しかし、折れてもなお
根と繋がっているので
花は咲いてくれました。


もしかしたら、
この木の最後の花なのかもしれません。

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ありがとう。


木は、だいぶ傷んでいるけど
きっと、使わせてもらいます。

5歩進む

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時々やってしまう失敗
押すつもりのないカメラのシャッターをカシャリ。


このシャッター音

どうやって作っているのか?
いい音なのですが、
失敗した時は
恥ずかしい音

 

連写などしてしまった日にゃ

たまったもんじゃありません。


失敗写真が残っていることに
後から気づいて
消そうと思ったら


なかなかアートっぽい。


靴の先の
木の切れ端が
道標のよう


ん?
と、思って拡大してみると
なんと
横向きに立っているよう


これは、
回り将棋
5歩進む!


縁起が良いと
勝手に喜ぶ。

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『受容』

ナラ枯れで切り倒されたコナラの木で作っています。

 

あたりまえの日常

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2024年になりました。


初詣に行き
お節料理とお酒で
家族と祝うお正月。

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のんびり過ごす平和なときを
アラーム音が止めました。


しばらくは、
テレビのニュースに釘付けでした。

 


一夜明けて
何事もなかった自分たちの今。


あたりまえの日常を
噛みしめるばかりです。


風呂に浸かり
美味しい手料理を食べ
家族の笑顔に包まれる。


このひとつひとつが
失われたら
さぞ、つらいだろう。
たぶん、不満に思うだろう。


あたりまえの
幸せな日常が
結構たくさん
あるのだなあ。


大切にしよう。

Stay hungry, stay foolish.

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また、ひとつ歳を重ねました。


相変わらず
家族の笑顔に囲まれて、
幸せ者です。

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40年来の友人からは、
私が若い頃作った拙い歌に
ハモリを付けて
録音ファイルを送ってもらいました。


サプライズで嬉しいプレゼントでした。


お礼の電話で
ハモリは何重? と聞いたら、
「8重」とのこと。


相変わらず
時間の使い方が
おばかさん😆

 

そこがいいのかも。

年齢もこのくらい重ねてくると
仕事にも心にも
少し余裕が生まれるのかな。


かの
Steve Jobs の言葉。


Stay hungry, stay foolish.

 

好きな言葉です。

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ここから、
ここから。


まだまだ、
これから。


来年は、また
新しいことにチャレンジしてみます。

 

まだまだ希望を語り 未来を語れる

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ときどき母と散歩をする
所沢市の航空公園
広々として
柵のない
大好きな公園です。


母は89歳

未来より
過去の方が
ずっと多いし
大きい


しかし、
そんな母に
過去を語るより
未来を語ろうよ

言ってしまう


明日があるなら
明日の希望を
頭の
半分以上にしようよと


いろいろなことを
天秤にかけたり
比べたり
するんじゃなくて


明日のために
今日を歩く


それでいいんじゃないの?


母に
言っていることは
そのまま
自分に
言っていること


なのかもしれません。


また一歩


踏み出そうかなぁ。

つくり続ける想い

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『WOODROPS®︎』という商標登録をして、作り続けるブランドコンセプト「癒しの木のしずく」


可愛らしいフォルムと、ゆらゆらと揺れる動きが特徴です。

 

そして、木のもつ自然な色の美しさと、手に持った時の柔らかな肌触りに癒されます。

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イベントなどで、この『木のしずく』を見た方からよく「これは何?」と聞かれます。

 

一番簡単な言い方では「癒しグッズです」と答えています。


触ってみてもらうと「あ〜」と、理解してもらえる事が多いです。


中には、見るなり黙って手を伸ばし、手のひらに収めると、笑顔でうなずいてくれる方もいます。

 

かなり、確率は低いのですが…。


共感していただけることに感謝しつつ、

私はこの「木のしずく」をブレずに作り続けます!

 

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ブランドコンセプトなどと言うと、

「こんなもので?」という顔をされる方がいます。


そうなのです。

「こんなもの」なのです!


大きな規模のもの、手広くやっているもの、でなくていいのです。


小さなものを、小さな規模で、丁寧にやりたいのです。


肩書きをアーティストにしていると

「こんなもので??」

と言う方もいます。

 

そうなのです。

「こんなもの」なのです。


大きなもの、人目を引くもの、驚かせるもの、でなくていいのです。


地味に、じんわりと、心に響く、小さなものが、いいのです。


ずっと、触っていたいもの。


ずっと、そばにいて欲しいものが


いいのです。

 

他の人のやっていないことを

 

常に創造性をもって

 

やっているのです。